代表取締役木村 文秀
UNISIGHTの生みの親である木村社長に、会社設立のきっかけや、北海道での仕事、北海道ならではの地域の特徴、今後のUNISIGHTの方向性について聞いてみました。
UNISIGHTを作ろうと思ったきっかけは?
サラリーマン時代に、週末を使ったボランティアなどの活動をしていたんです。そのなかで出会った様々な規模の“困りごと”って、一つ一つ
仕事として案件化できるんじゃないかと。つまり、そこには需要があるんじゃないかと思いまして。
しかも、それができるちょうど良い規模感の会社が札幌になかなかなかったんですね。
そんな会社があったらいいな。という要望をいただきまして、それなら私が作っちゃった方が話が早いかなというのがきっかけですね。
UNISIGHT設立の秘話を聞かせてください
最初の立ち上げは二人ではじめたのですよ。 もともと前職で関わっていた会社からの要望を応えられるような会社が札幌になかったもので、それをこなしていくことで ゼロからのスタートという感じではなかったんです。そして、やっていけるという確信はありましたね。
UNISIGHTが軌道に乗っていける、と確信した瞬間はどんな感じでしたか?
以前から取引させていただいておりました会社から『やっと(会社の仕組みを)作ってくれたんだね』と言って
頂けたときは、これはいける。という確信に変わりましたね。
もともと札幌周辺にUNISIGHTの今の業務内容にニーズがありまして、それをやる人がいなかったからやりました。というところです。
札幌は日本でも有数の大都市ですが、気候や土地柄の特徴が多いところですよね。その中での難しさなどありますか?
難しさで言いますと、北海道という土地は良くも悪くも危機感がないような、保守的な部分があったりする部分では、難しいと
思う部分はありますよね。そういう部分は良くも悪くもあるような気がします。
逆に北海道には、他の大都市にはないものがある。というところが特徴的ですね。そして大都市ですが、ちょっと足を運べば
大自然があります。ひとくちに『大自然』とは言っても、その規模感の大きさがすごいわけですよね。全てが大きいです。
それが北海道じゃないでしょうか。
東京との違いはどうですか?
東京の『ちょっと』の感覚がちょっとじゃない。という感じですね。例えばちょっと隣町まで行くのに30km車で走る。ような感じです。
それは東京ではなかなかないですよね。
ですから働き方の中にアナログな部分がすごく多いんですよ。それは悪い意味ではなく、良い意味なのですが。
つまり、たとえ距離的に遠くてもやっぱりお客様のところに伺って、丁寧に打ち合わせをしたりするところなどを大切にしているんです。
そこには、お客様と人としての関係性を大切にする風土があるんですよね。人情を大切にする街なんですよ。それも北海道の良さの
一つかなと感じています。
ですが、札幌からちょっと離れると、すごいスローな生活じゃないですか
ITですとか、システムと言ってもひとつのツールでしかないと思っていまして。それはお客様の何が困っているのか?ですとか
どこがツボなのか?ですとかを探りながら、お客様が満足できるような解決ができるというところが最大の目標ですから、ITやシステムという
こだわりを持たないことも大切だと思っております。そして何が何でも自社で。とも思っていません。
お客様が何に困っていて、どうやったら解決できるのか?それを考えるのがUNISIGHTだと思っています。
今後のUNISIGHTの進む方向性を教えてください
今私たちは『村をつくる』という一つのテーマを考えているんです。それは私たちが関わる方々が、今後日本であったり地域で
どういう変化があったとしても、皆が暮らしていける世の中のシステムを作りたいと考えているんです。
それを私たちは『村をつくる』と言っていますが、そもそも『村』の語源は『群れ』が訛って『村』になったと言われています。その『群れ
(村)』はお客様のことであったり、お客様に関わる人であったり、もちろん弊社のスタッフのことでもあります。
そのためには、人が大切なんです。私どものスタッフが目指している目的はそれぞれ違っていても、『お客様と共に村を作る』という
到達点の部分・ベクトルにおいて一致できているというところが、弊社の強みではないかと思っているんです。